オイルポンプ 6v 12v 比較

C70をバラしたついでにオイルポンプをチェックします、比較対象にカブ50のオイルポンプを調達し、使えるんなら12vのんに換えます。

左6v、右12v

よくある新旧比較です、裏面に12vはナイキのスウォッシュみたいな穴、6vは更にでかい溝があります、溝は勾玉とか魂魄の様な形してますね。クランクケースにあるオイルの通る穴が6vと12vでそれぞれ違うので12v甩オイルポンプをポン付けするとオイルが回らなくてシリンダーヘッドが焼けるわけですね。12v用を付けたい時はこの溝を彫らないといけません。

左6v、右12v

表面ではどっちか判断できません。

左6v、右12v

側面です。6vのネジ下にバネワッシャがあるのでよく見たら区別つくかも?なんで12vはバネワッシャなくなったん?

左6v、右12v

この向きに立てたら12vは直立してる感じなのに6vは少し傾いてます、微妙に形が違うんですね。んで、この写真でわかるようにオイルポンプスピンドルの受けの凹凸が違います、6vは出っ張り凸で12vはへこみ凹。スピンドルは当然凹凸逆になってるのでまとめて交換しないといけません。

左6v、右12v

ポンプ容量が違うと言われている理由がこちらの比較、トロコイドポンプのギアの圧さが全然違います、当然それを収めるシリンダ部の深さも違います。流量比較では6vを1とすると12vの方が1.7倍だとか。

12v

謎の鳥さん(猛禽類っぽい?昔のホンダマーク?)と11と178と書いてます。

6v

似たような鳥さんと3Gって書いてます。

左6v、右12v

外してから気づきましたが軸受の長さが微妙に違いますね、6vの方が少し長い。

と言うわけで12v用を削ります。ノーマル流用(加工は必要)で1.7倍の強化オイルポンプです。これは切削途中です、まだまだ削ります、ここまで浅いと不安ですので。オイルポンプの方を削るのは失敗しても安価でやり直せるし削りカスの処理が楽なためです。面倒かもしれないけどケースを削ってオイルポンプの選択肢を広げるのも一つの手ですね、いじりたがりにとってはポンプ強化のたびに毎回ポンプを加工するのは馬鹿らしくなりそう。ポンプ加工流用はすでに成功例がネット上でたくさん見つかりますし失敗もないでしょう。

6vはオイルオリフィスが0.6mmらしいです、12vの50ccは0.8mmかな?オリフィス拡大に関してはネット上で大論争化しててかなり面白いんですが、6vの0.6mmのままでは1.7倍の流量を受けるには足らなそうなので0.8mmに拡大します、つまりオイルポンプ関連のここらへんは12v用化するって事ですね。あまりデカく拡大すると後悔しそうなんで1.3倍(0.8mm/0.6mm)に抑えます、充分っしょ多分。

コレ削る為にポンプ開けるんでポンプガスケット要りますよ、トップの鉄板との間に入るヤツとオイルポンプ下の極薄の2種類。

余談ですが初期投稿でトロコイドをトコロイドと記載してたので訂正更新しています、正直未だにどっちが正しいかわからんですね。

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