Hartke HA3500を修理してわかった事

今日はどのご家庭にもあるほど定番になってるベースアンプを直します。

まず動作するHA3500と壊れたHA3500を1台ずつ用意します。理由は2つ並べてテスター当てたら違うところが壊れてるところやろって。でも用意した2台が型番同じで中身違いやったから結果的に厄介やったわ。

壊れた方はごくたまに音が出るという壊れ方、背面Send出力やD.I.出力からはまともな音が出てるのを確認できたのでおそらくプリアンプ部は無事、パワーアンプ部の故障と原因切り分けしてみた。

パワーアンプ部だけ試しに積替えてみたらまともな音でスピーカー出力されたのでパワーアンプ部の故障と特定。

この時2つとも開けてみて新旧の差が結構ある事に驚く。壊れてたのは新型の方で基板の色が靑、悲しい色やね。

旧型は白い基板。

パワーアンプ部は基板色の他にプロテクトICがプロテクト基板になってるくらいの若干の差しかなくてそのまま移植しても使えたわ。

今回はトランジスタがヘタってたのが原因、少し前に購入してたキャパシタやトランジスタ挿して計測できる中華測定器が大活躍。

こいつだ。

パワー部の全トランジスタを外してチェックした、正直面倒くさ過ぎて発狂するぞ。

C3200GRってトランジスタで韓国製?オシリについてるGRはグリーンの略でYイエロー、ORオレンジ、GRグリーン、BLブルーとかグレードがあるらしく流せるアンペアが変わるそうな、ちなBLブルーがさいつよとの事。

んでeBayで入手、1ヶ月ほどかかった。

交換してあっさり直る。

そしてついでに前から気になってた旧型のコンプレッサーのLEDがオフにしても緑点灯なのを基板からチェックするも全然わからん。

回路図を入手してみるも新型の回路図しか見当たらず全然わからん、旧型はトランジスタやのに新型はICの4558やし抵抗もR150番台が存在してないしコンプ周りの回路自体が全然違う。

そもそもLED周りの回路図簡略化されてて理解に苦しむ…、3本の配線やのに1本で表記すんなや、もしかしてコレでも解る人にゃ解るんか?

いろいろ調べ回った結果ドイツ語の掲示板にたどり着き衝撃の事実が!

旧型の中でもHA5000とかHA7000の低出力版がHA3500になってて(新型は一新されてるのか上位モデルはHA5500とかになってる)HA5000の英語マニュアルにはコンプレッサーのLEDはオフでも緑点灯って書いてた。

オフでも緑が点灯するのは故障ではない、繰り返す、故障ではない、仕様だ。

紛らわしいわ!

RolandのJC120もそうやけど同じ型番のままマイナーチェンジすんのやめろや意味わからんねん、同型番で回路図何枚あんねん。

というわけで壊れて音が出なかった新型は直った、コンプのLED壊れてると思ってた旧型は壊れてなかった、めでたしめでたし。

HartkeのHA3500はよく壊れるのがインプットジャックらしいけどコレは修理簡単やから興味あればググればいいと思うよ、あんま壊れへんし壊れたら部品入手厄介なのがコンプの2連+オンオフ付のポット(ポテンショメータ、VRともいう)、海外サイトで見つけたけど探すのも大変。

あとなんかHA3500はHartkeなんやなと思ってたけどSamsonから出てる時期もあるみたい?schematic HA3500で検索かけたらハートキーだけでなくサムソンの回路図もたまに出てくるね、内容は変わらないみたいやけど。

まぁ以上の事が、ここのところずっと悩まされ続けていたHartkeのベースアンプHA3500の修理とちょっとした謎の答えでした、アンプの予備を持つなら同じ型番で同じ回路の物を持ってたほうが苦戦しなくて済むんやなって、でも同じ時期に購入してたとしても開けてみないとわからんねんな…

 

なんかこのアンプ調べれば調べるほどワケわからんくなんねん…

 

いや、それがな?おかんが言うにはどこ行っても置いてるようなハートキーの定番ベースアンプやったそうやねんな…

 

…でもな、コンプのLEDはコンプオフにしてもずっと緑や言うねん…

 

…いや、せやけどな?おかんが言うにはプリアンプにチューブと石のツマミが両方あってブレンドできるらしいねん…

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