コンデンサの妊娠と交換

Windows98とかが主力OSだったらへん頃のマザーボード、AOpenのAX3S PROⅡをメルカリゲット。

噂通りこの時期このロットの台湾製コンデンサは劣悪で1000μFの電解コンデンサは妊娠と呼ばれる膨張状態、なんなら破水?出産?してるよねこれ。

電解液が漏れると基板を腐食させるのでリペア出来なくなる事もあるけど今回のケースはセーフかな、乾いた耳垢みたいなのが出てきてこびりついてました。

アルコールで落ちる程度の汚れで良かった。

新品コンデンサは日本橋デジットでゲット、マザボなら低インピーダンスのヤツがついてるでって店員ニキ氏が教えてくれたンゴ。元々載ってたコンデンサとは微妙にサイズ違うけどどこも干渉しなさそうやしオッケーかな。

電解コンデンサ交換時の注意点は

  • まずは必ず呼びハンダ
  • ハンダ吸取りなんぞ不要
  • 片脚0.5〜1mmずつシーソーのように
  • 極性は絶対間違えないように
  • 足は10mmくらいに切っとけ
  • 最後に再び全体極性チェックしとけ

くらいなもんやね、電源投入即コンデンサ破裂は避けるべく極性チェックはマスト。

呼びハンダ(呼び水のハンダ版)も基板を熱損傷させない為、時間短縮の為にマスト。

結局1000μFが13本交換、これは全部膨張と液漏れしてた。そして2200μFは1本だけ液漏れが見られたけど寿命と信頼性を考えて9本全部交換。耐圧耐温は同じままの6.3V105℃の低ESR品である、ニチコンでも1個50円と70円やから全部でも1400円程度で換装出来ちゃう。

コンデンサ交換に時間はかかるけど旧M/Bは入手困難やし直さんとね、まぁお陰で初めて妊娠コンデンサ生で見たわ、交換も経験出来て良かったけどもうしばらくお腹いっぱいなんでコンデンサ交換は結構ですね。

んでマザーボード復活したけど音出ない!と思ってたらフロントアクセスパネル用のピン群にジャンパが無かったからリアパネルのステレオアウトから出力されないだけやったわ、旧PCはジャンパだけでもいろいろあるんやのー。

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